住宅の性能を客観的に測る方法として、次の2つがあります。

  • 住宅性能表示制度:国が定めた10分野32項目で住宅を評価するための制度で、第3者機関によって評価が行われます。
  • 長期優良住宅認定制度:長期にわたり良好な状態で住宅を使用できることを認定するためのもので、第3者機関によって認定が行われます。

住宅性能表示制度は、住居の基本的な性能を全般的に評価するものです。これに対して、長期優良住宅は「長く住み続けられるのか?」といった点を重視する形で作られています。そのため、長期優良住宅は、住宅性能表示制度の項目の一部を含みながら、独自の項目が追加されています。

住宅性能表示制度の10分野は、必須4分野(構造の安定、劣化の軽減、維持管理更新への配慮、温熱環境)と、オプション6分野(空気環境、光・視環境、音環境、高齢者等への配慮、防犯)です。

長期優良制度には、9項目ありますが、このうち、劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、省エネルギー性、バリアフリー性は、住宅性能表示制度を利用します。独自の項目は、可変性、居住環境、住戸面積、維持保全計画です。

では、住宅性能を簡単に判断するには、どうすればよいでしょうか?例えば、建売の場合は、次のような記載があるか確認してみてください。

  1. 住宅性能表示制度対応: 対応していれば、とりあえず、第3者機関によって検査されているのでそこそこ安心
  2. ●●等級取得:耐震等級、劣化対策等級、断熱等級、維持管理対策等級あたりは特に重要なので、取得している等級がどの程度を表すかを確認(住宅性能評価・表示協会のホームページにて)
  3. 長期優良住宅認定:長期に住むのに必要な項目は満たしているので安心
  4. 長期優良住宅であったとしても、空気環境や採光などの項目はないので、この辺りを含めて、住宅性能表示の詳細を確認

注文住宅の場合には、予算に応じてどの項目に対してどの程度の性能を求めるのかを考え、それに対応してくれるハウスメーカーや工務店を探していくこととなります。